【古本】『調劑教程』(明治四十一年発行)を紹介!
みなさん、古い本に興味はありますか?
私は古いものに少なからず興味を持っていて、祖父母の家は古くからあるのですが、
よく帰省すると古いものがないかと漁ったりしています(^_^)
そこで今回は私が祖父母の家へ行った時に持ち出した 貰ってきた
『調劑教程』という明治四十一年に発行の古書を紹介したいと思います。
『調劑教程』
この本は家の座敷の棚の中にあったものです。
表紙
裏表紙
表紙と裏表紙はこんなかんじになっています。
表紙には「陸軍省検閲済」、裏表紙には「兵」の文字があって
なんだか"軍隊"っていう感じが強いですね。
奥付
これをみる限りではこの本は初版が明治四十一年で、今私が撮影したものは十四版目であるということが分かりますね。
ちなみに大正六年は西暦で言うと1917年であり、なんと今から100年、つまり1世紀以上も
前のものになります‼︎ すごいですよね。100年前に生きていた人が使っていた本を今生きている私が同じように見ているんですよ。なんだか興奮してきます。
中身
中の文章の始まりの数ページを撮りました。
題名通り中にはずらっと調剤に関しての記述が並んでいました。
こうみると昔の日本の文語って今とだいぶ違うんですね。
ひらがなはカタカナで書いてある上漢字は旧字体で全て書かれているのでなんとか雰囲気
で読める程度です~_~;
100年でこんなに様変わりしてしまったんですね。なんだか不思議な気分です。
この本は私の曽祖父が太平洋戦争の時に使っていたものと思われます。曽祖父は病気で
亡くなっており私は会ったことはないのですが、こうして使っていた本を読むことで、
少しでも近くに感じられたらいいなと思います。
私は趣味で古銭集めをしているのですが、昔の人の面影が感じられるような物が
とても好きです。これを機に少しでも古いものに興味を持っていただけたら嬉しいです。
読んでいただきありがとうございました。