【高校生が語る】小・中学生に片道1.5時間通学は可能かどうか?
世の中には長距離通学・通勤者はまあまあいます。
しかしほとんどが高校生以上で、義務教育である小・中学生で長距離通学者は少ないでしょう。
けれど昨今中学受験をする人も増え、行きたい学校は遠くにあるけれど果たして小・中学生
が毎日通えるのか心配という親御さんも多いと思います。
そこで小学生の時に片道40分、中学の時に片道1.5時間かけ毎日通学した私が、
そこで感じたことを記そうと思います。
[目次]
私の通学経歴
まずは私の通学経歴からお話ししましょう。
・家から学校までの時間
〜小学校〜
電車:10分 徒歩:30分 バス:なし
〜中学校〜
電車:1時間 徒歩:30分 バス:なし
だいたいこのくらいです。
小学校の頃は合計で40分ほど、中学校の頃は合計で1時間30分ほどかかっています。
上記の通り私はかなり長い時間をかけて登校しましたが、そこで色々なことを感じました。
そこで私が思う限界時間と最適な時間を下記しました。
①小学生の長距離通学
小学生の頃私は片道40分かけていました。
結論から言うと、1時間以内であれば十分可能です。
しかし小学生が通学に時間をかけると、悪い面が多く出てきます。
それは、
- 朝早くに起きる必要があるので睡眠時間が減ってしまうこと、
- 満員電車の場合死にそうになること
- 荷物を忘れると引き返すのが大変なこと
- そして友達と学校外で遊ぶことが少なくなること
です。
ただそこまで過心配する必要はありません。朝早く起きなければいけないなら
夜早く眠ればいいだけです。荷物は忘れる方が悪いです。
しかしどうしても防ぎようのない問題も出てきます。それは満員電車と友達と
学校外での遊びです。
電車を使う場合、小学生は体が小さいので、満員電車に放り込まれると頭から足まで
すっぽり大人で覆われてしまいとても苦しいです。また人を押し除ける力
もないので目的の駅で降りられないこともしばしばありました。
そのため毎日のようにぎゅうぎゅう詰めの電車は使わないようにした方が子供のためにも
いいです。
また、学校から遠くへ離れてしまうと友達の家からも遠いなんてこともあるので
気軽に友達の家に行くというのもしにくいです。
小学生で長距離通学というのは十分可能ですが、あまりお勧めしません。
私が小学生の時は、家と学校が近い人を心底羨ましくみていました。
なのでできれば2,30分ほどで行ける範囲内の学校をお勧めします。
②中学生の長距離通学
中学生の時、私はさらに多く、1時間30分かけて通学していました。
そうなると大体5時30分に起きて6時30頃に家を出るような感じです。
こちらも結論から言うと2時間以内なら可能です。ただできるなら避けた方が良い
です。
中学生になると長距離通学の人は結構増え、私の学校でも1学年6,7人ほどは
1時間30分近くかけて学校まで来ていました。
そのため決して仲間がいないわけではないのですが、やはり1時間30分は辛いです。
特に電車内の1時間は精神的にも肉体的にもかなり辛いです。
詳しくお話ししますね。
電車で1時間は超えるな
これが私の最も?言いたいことです。
通学の中で何が辛いと言ったら電車一択です。
私の乗っている電車は一週間に一回座れるくらいの感じで、結構いっぱいになります。
普段はつり革につかまっているんですけどそれが物凄くしんどいです。
電車の中は歩けないですし、左右後ろは人が迫っているので足がほとんど動かせないんです。
そうなると1時間同じ姿勢でいなきゃいけないので、慣れていてもふくらはぎが痛くなります。
その上腕や背中は人と接しているのでパーソナルスペースなどあったものじゃありません。
ことに満員電車になると、呼吸をするのがやっとのような状況で1時間耐えなければならないのです。毎日電車でぎゅうぎゅう詰めの人はよくわかると思います。
そんな感じで電車(バスもわからないけれど同じかもしれない)で1時間を超えるのは
強くお勧めしません。ただ、空いている電車でほぼ必ず座れるような電車で通学する
場合は1時間を超えても大丈夫かと思います。
そのほかにも悪いところはいくつかあります。
移動時間がもったいない、友達の家が遠い
などです。大体小学生の方で書いたことと同じなのでそちらを参照してください。
以上のことにより、1時間程度の通学を最もお勧めします。
できることなら、電車・バスはなるべく控えて徒歩の時間を大きくとれるといいです。
徒歩の方が運動にもつながるので一石二鳥ですしね。
まとめ
如何でしたか?
小学生は 限度 1時間、推奨 2,30分
中学生は 限度 2時間、推奨 1時間
が私の考えです。
もちろんお子さんが通えると思った距離が一番です。
ただ、通学時間が長すぎたので学校を辞めますとはなかなか言えません。
子どもにとって最善と思われる判断をしましょう。
読んでいただきありがとうございました。