【古地図】『ポケット 大日本地圖』(大正二年発行)を紹介!
みなさん古い本に興味はありますか?
私自身古いものが大好きで、祖父母の家に行くと古いものを漁っては持ち帰る 頂くという
ことを繰り返しています( ^ω^ )
古いものってなんだかその時代にその物に触れていた人の温もりが伝わってきていいんですよね。古くなるとすぐ捨てる人もいますが、私は逆に古いものの方が好きです(電化製品以外)
というわけで今回は、『ポケット 大日本地図』という本を紹介します!
ちなみに過去にも古本紹介しているので良かったら見てみてください。
[目次]
『ポケット 大日本地図』
この本は初版が大正二年発行で、写真の本は大正十五年の廿四版目と今から100年ほど前のものです。
祖父母の家の本棚から見つけたのですが、状態はあまり良くなく表紙の文字の劣化、
無数のシミ、極め付けにネズミにかじられた跡まであります、、、
(表紙)
こちらが本の表紙になります。もともとは金色で文字が書かれていたのでしょうけれど
劣化でだいぶハゲかかってしまっています(´Д` ) 本の左下にはネズミにかじられた跡
と思われる凹みがあったりと大分ボロボロな状態です。
しかし、一枚めくると表紙と同じ文字が書かれた紙が出てきました。
こっちはまだ劣化が進んでおらずくっきりと字が読めますね。
上に書いてある”The New Pocket Atlas of Japan”というのは日本語で”新しいポケット
日本地図”という意味です。戦前にもこういった書物に英語が使われていたんですね。驚きです。この本を発行している雄文館というところは大正〜昭和にかけて地図を作っていた会社みたいですね。
(真ん中に雄文館のマークがあります。見づらくてすみません)
(詳細)
地図の中身
もちろん地図というだけあって中には地方ごとに分けた地図が折り畳まれています。
また戦前の地図なので文字が右書きになっています。とても読みにくい...
①北海道(南樺太、千島列島付き)
北海道は今も変わりませんが、この地図には南樺太と千島列島までついています。
(札幌付近の様子)
↑が千島列島です(私の指と消しゴムとマウスは気にしないでください)
↑が南樺太です。行けるものなら一度樺太に旅行にでも行きたいものですね。寒そうですが。
②東北
この地図の左上には青森及び仙台近傍と書かれています。昔の青森は仙台と同じく発展していたのでしょうか。
(仙台付近です)
(青森付近です)
③関東・東中部
消しゴムの置いてあるところは少し破れているだけなので気にしないでください。
(東京付近です)
私の住んでいる東京もしっかりあります。
(富士山もあります)
④近畿・西中部
ここらへんも大きな変化はありません。
(大阪付近です)
(愛知付近です)
⑤中国・四国
この間愛媛へ旅行に行きました。とても楽しかった!(ただ少し暑かった)
(広島付近です)
(四国です。徳島・東香川の皆様はごめんなさい)
⑥九州・沖縄
ブレ気味ですみません。上には写っていませんが下に沖縄もあります。
まだ九州には一度も行ったことがないんです。いつか行ってみたいなあ,,,
(福岡・大分・熊本付近です)
(鹿児島付近です)
(沖縄島です)
⑦台湾
ここからは今の日本ではない領土です。台湾も一度行ってみたいですね。
⑧朝鮮半島
昔は北朝鮮、韓国と分かれていなかったんですよね。
⑨関東州(遼東半島一部)
歴史で習ったくらいしか知らないですが、昔は普通に日本と呼んでいたんですね。
⑩その他島嶼部
ここまでくると歴史の授業でもほとんど習いませんね。
核実験で有名なビキニ環礁もあります。
まとめ
いかがでしたか?
今回の地図には今私たちが住んでいる日本領土以外にも現在は他国のものとなっている場所が
多数記載されていました。この版が発行されたのは大正十五年、1926年ですが100年ほど前は
こんなにも日本の形が違ったと再認識させられました。
また、現在自分の住んでいるところが書かれていると少し嬉しい気持ちになります。
もし上記の写真にない、もしくは読めないところで知りたいところがあったらコメントして
いただければ写真を追加します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。